先日、新聞に全国約700の私立大学、短期大学の資産運用調査の記事が掲載されていた。それによると、日銀のマイナス金利政策により、資金力の乏しい私立大学を中心に運用が難しくなっているとのこと。一部の大学では既に運用利回りの改善に動き出している。J大学では運用の専門家を常置し、国内外の株や債券などに分散投資するポートフォリオを構築したり、K大学では国内の債券で運用する比率を減らす一方で、ヘッジファンドなどの代替資産を増やしている。しかし大半の大学では動きは鈍く、運用対象は預貯金や債券に偏っている。日本の私大が運用する資産の総額は8兆円前後とされ2016年度の運用利回りは大幅に下がっている。大学にとっては資産運用による利益と寄付金は財政の安定に欠かせない。以上のことから私たちが何をするべきかは明白である。即行動、急務である。
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